この地震の特長は、395kmという震源の深さである。下表に代表的な地震の震源の深さを示す。
発生日時 |
地震名/震源地 |
M 値 |
深さ |
2004/12/26/08:?? |
スマトラ沖地震 |
M 9.0 |
32km |
2003/11/12/17:26 |
紀伊半島沖 |
M 6.5 |
395km |
2003/09/26/04:50 |
十勝沖地震 |
M 8.0 |
42km |
2003/05/26/18:12 |
宮城県沖地震 |
M 7.0 |
71km |
2001/03/24/15:27 |
芸予地震 |
M 6.4 |
51km |
2000/10/06/13:30 |
鳥取地震 |
M 7.3 |
10km |
1995/01/17/05:46 |
阪神大震災 |
M 7.3 |
16km |
1993/07/12/22:17 |
北海道南西沖地震 |
M 7.8 |
34km |
1983/05/26/12:00 |
日本海中部地震 |
M 7.7 |
10km |
1946/12/21/04:19 |
昭和南海地震 |
M 8.0 |
34km |
1945/01/13/03:38 |
三河地震 |
M 7.1 |
0km |
1944/12/07日13:36 |
東南海地震 |
M 8.0 |
30km |
1923/09/01/11:58 |
関東大震災 |
M 7.9 |
15km |
この地震の震源の、際だった深さがご理解いただけよう。このような深発地震による震度は、『震央からの距離』よりも『地下構造の特長』の影響の方が大きいことが多い。平面図での震源・震度分布図は、震源からの距離を見誤ることが多いからである。参考に、この地震における各地の震央距離と震源からの距離、熊野市基準の倍数を示すと、下表のようになる。
地点名 |
震央距離 |
(熊野基準) |
震源距離 |
(熊野基準) |
熊野 |
120km |
1.00倍 |
420km |
1.00倍 |
東京 |
375km |
3.12倍 |
550km |
1.31倍 |
宇都宮 |
460km |
3.83倍 |
620km |
1.48倍 |
日立 |
500km |
4.17倍 |
650km |
1.55倍 |
浪江 |
600km |
5.00倍 |
740km |
1.76倍 |
階上 |
910km |
7.58倍 |
1020km |
2.43倍 |
釧路町 |
1270km |
10.58倍 |
1360km |
3.24倍 |
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