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下の写真は登頂を終えて帰路に就いた途中の、中岳山頂から見たパノラマ写真 ( 縮小 )。 左 ( 北北西 ) の大きな山が木曽駒ヶ岳の本岳。山頂には祠がある。ときどき雲がよぎって頂上がかすむが、登頂を終えるまでは霧にまかれることはなかった。往路で撮った方が良い写真が撮れたとは思うが、写真を撮ることよりも実際に歩くことを第一と考えているので仕方がない。 中央の岩の先端が中岳最高点。これから右 ( 南側 ) の宝剣岳の手前まで行って、伊那前岳方面へ左に折れ、乗越浄土の鞍部から向こう側、千畳敷カールへ降りていく。 本岳の左と宝剣岳の右−西側斜面−は雲がいっぱいだった。 実際には首をぐるっと廻さないと上のような風景が見えるわけではないので、原寸写真 36KB で横スクロールしながら見ていただくのがよいと思います。 原寸写真 36KB では本岳のどっしりした様子や宝剣岳のアルペン的な容貌などがより詳しくご覧頂けます。乗越浄土の鞍部では登山者の姿も見えるかも・・・。 千畳敷と乗越浄土の鞍部との間はすごい急坂。普通の登山路とは考えられないくらい。
下の写真は千畳敷のロープウエー駅まで戻ってから撮影した、宝剣岳を盟主とする連峰。 別に 原寸写真 25KB があります。こちらの方がもう少しはっきりと見ていただけます。 また、詳細図 も出ます。 【記録】 前日夕方、名古屋から成田への飛行機に搭乗した。意外に天気がよさそう。21:00 ごろ帰宅して 駒ヶ根市のホームページ から 「 ライブカメラ中継 」 を見るとはっきりしない天気模様のようだが、ヤン坊マー坊天気予報の20キロメッシュ・エリア天気予報 を見ると、「 明日しかない! 」 という感じ。それで 24:00 までかかって山行きの準備。 当日、 04:30起床、05:30 車で出発。諏訪湖ASでの休憩を挟み、09:00 駒ヶ根市黒川平の駐車場着。自家用車で来られるのはここまで。 ロープウエー乗り場行きバスに乗り換えて、09:40 山麓駅・しらび平駅着。 ロープウエーの整理券をもらって、順番待ちが約1時間。 11:00 山上駅・千畳敷着。目の前に祠があるのでお参りして山登りに出発。 11:40 あえぎながら登って乗越浄土で大休止。 12:20 木曽駒ヶ岳山頂に立つ。昼食を取り、山頂からの眺めなどを楽しむ。ここで約1時間過ごす。 13:20 山頂をあとに、一路下山の途に就く。この間中岳山頂でパノラマ写真を撮ったりカールに入ってからは高山植物の花の写真も撮った。 15:00 千畳敷帰着。山上のホテルで 「 宿泊のキャンセルは出ていないか? 」 と聞くとないとのこと。残念。整理券をもらって1時間半ロープウエー順番待ち。 17:00 ごろ、駐車場から車で出発し、中央道を諏訪湖方面へ。途中辰野町あたりで大雨に遭う。 18:00 ごろ、諏訪湖SA着。原村ヘンション紹介所に電話して、夕食付きで泊めてくれるところの紹介を依頼。そのあと道に迷って到着が遅れ、・・・ 20:00 ごろ、原村のペンション「木の靴」にて、めでたくビールでのどを潤し夕食を楽しむ。 この日、木曽駒の地元・駒ヶ根市の女性2人が、木曽駒山中で2日ぶりくらいで救出された、ということが翌日の新聞で報じられた。 なんでも、ロープウエーに沿って登っていけば千畳敷に達するだろう、と考えて登り始めたそうだ。一般登山路と違ってすごい急坂の連続だから、ロープウエーに沿って、など登れるわけがない。ついに登るのをあきらめて降り始めたところ、一人が少し滑落して動けなくなっていたそうだ。 山登りは慎重さが肝要。私たちの山行も、以前からねらっていたとは言え、宿の予約もなしで出発するところはいい加減なものだが、しかしこれは天気予報とにらめっこしていたせい。私たちの慎重さをひとつ挙げるとすれば、重さをいとわず持っていった雨合羽か? 山で雨に濡れるのは恐ろしい。バスタオル、着替え一式もビニルに包んでリュックに入れた。 BACK FURUICHI, Makoto |