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3ヶ月以上前のことでもはや旧聞ですが、5月5日に妻と二人で河口湖周辺に遊びました。ここでは南柏から河口湖への経路と、河口湖周辺でのサイクリングの話を紹介します。
<河口湖への経路>
旅行のための列車探しでは、例えば 駅前探険倶楽部 乗り換え案内などの列車検索ソフトがあって大変便利なものだが、しかし実際にはこうしたものでは『最善のルート』が探しきれないことがある。 そこで、自分で時刻表を眺めてみると、簡単に『最善のルート』を発見できることがある、ということを強く申し上げておきたい。
日曜祭日に南柏を朝7時頃に出て河口湖へ行く経路をソフトで検索すると、07:27南柏発−新松戸−西国分寺−立川−−−河口湖着10:26 、運賃3,000円、というルートが出てくる。時間的には確かにこれが一番速いのだが、実際に列車に乗る身になってみると、これは最善のルートではない。
ポイントは「立川−−−河口湖着10:26」が「ホリデー快速ピクニック号」という列車だというところだ。この電車は新宿駅 08:11 始発の快速で、大月から富士急線に乗り入れするので乗り換え不要で河口湖へ行ける、大変便利な電車だ。しかし立川からの乗り込みでは、まず座れないだろう。河口湖まで立ちっぱなしになる。 そこで新宿までの列車をソフトで検索すると、07:27南柏発−松戸−日暮里−新宿着 08:07 で間に合うことがわかる。 実際にはこれより1本前、07:02南柏発で新宿には 07:55 ごろに着いた。松戸では1分の乗り換えで階段を駆け昇り、駆け下りるのだが。しかし新宿ではホームの KIOSK で買い物をし、それから乗り込んでも自由に席が選べる状態だ。日の当たる東側に席を占めると、新宿を出た電車はすぐに方向転換するので、おおむね北側−日陰側−の席になる。 これでゆったりと河口湖まで座って行ける。
<河口湖へでのサイクリング>
河口湖ではロープウェーで「天上山」にも登ってみたい、鳴沢の溶岩樹型や氷穴、富岳風穴や樹海も見てみたい・・・。バスの時刻もインターネットの富士急バス時刻表で調べられる。しかしいくつかの目的地を廻るにはそう便利でもないし、また「ここは○○分で見て、次のバスに乗る・・・」と計画するのも窮屈だ。 貸し自転車も Yahoo! で「河口湖 レンタサイクル」をキーワードに検索するといろいろ出てくる。(検索するときは「河口湖」と「レンタサイクル」の間に半角スペースを忘れないで!) そのうち2つくらいのページを見て、要するに「レンタサイクルは、ある」ということが確認できればそれで十分だ。 下図は「富士見台」へロープウエーで登ったあと、川口湖畔でレンタサイクルを借りて廻ったルート図。( 図の下に文章が続きます。)
レンタサイクルの「さざなみ売店」でサイクリングルートを相談すると、「無茶はやめた方がいい、河口湖から西湖は相当の高度差があるから自転車では上れない」という。それはこちらも折り込み済みで、「逆ルートで行く」というと「それならV ( ブイ ) だ」とのこと。
しかし前半は大変きつかった。まず山に向かって南下するところ。「どこまで登ったら西へ行く街道に出るのだろう」と心配になる。 街道に出て西へ折れてもやや平坦になったり急になったりしながら登っていく。「鳴沢溶岩樹型」までは大変きつかった。途中に休憩を挟みながら登る。「道の駅」でまた休憩。ここでは富士山のおいしいわき水が飲める。またこのあたりから見る富士山は、河口湖から見る姿とはちがった表情を見せてくれる。 ここを出るとほどなく最高地点を通り、あとは下り坂で「鳴沢氷穴」に着く。穴底は氷の床となっていて、外界の暑さが嘘のようだ。ここから「富岳風穴」へはさらに急な下りで、2つの「穴」のあいだを歩く人たちを横目に、自転車はブレーキをかけながら下る。正直言って「風穴」よりも「氷穴」のほうがおもしろかった。 「風穴」から「西湖」までは「青木ヶ原樹海」を切り開いた道路を下る。この道路にはいると歩く人はなく、車の交通もめっきり減って、大変静かになる。 西湖南岸の道は静かなサイクリングロードだ。( 北岸は結構車の交通がある ) 水と緑の木々が美しい。 西湖の東の端にトンネルがあって、ここをくぐると視界が開けて河口湖は目の下だ。2つの湖水面の標高差で約70m。見ている道路上からはおそらく80m以上の標高差だ。ブレーキを頼りに気をつけて降りる。 河口湖北岸のサイクリングは富士山を見ながらで、「これが典型的な日本の風景か」と感心しながら走る。河口湖東端あたりからの風景も美しいのだが、疲れもあったので有料の「河口湖大橋」へ入る。この橋上からの富士山も美しい。 天候にも恵まれ、富士山の美しさを堪能した一日だった。書きそびれたが、「富士見台」からの富士山もダイナミックで大変良かった。ここからは河口湖も一望でき、さらにその遥か遠くには南アルプスの荒川岳、赤石岳とおぼしき、白冠の山々も望むことができた。 BACK FURUICHI, Makoto |