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談話室

 第37話 大雪の予測でもつれた気象庁の日本語

2014/02/13

 平成26年2月8日、東京では発達した低気圧のために大雪となり、深夜に積雪が27センチに達して、45年ぶりの大雪となった。
 そしてこの大雪を7日のうちから予報した気象庁は、その興奮からか、少々日本語がもつれた。




気象庁のホームページから。大雪による後る雨障害 とは何?

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気象庁のせいで、気象協会のホームページも同じ表記。大雪による後る雨障害 って何?

推測するに、気象庁の予報官は「交通障害」と書きたくて、 koutuu とタイプするところ、t の隣の r に触ってしまって、 kouruu とタイプしたらしい。その結果、kou = 「後」、ru = 「る」、u = 「雨」、となったと思う。完全なミスタッチで、また、ノーチェック。
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気象庁は記者会見して、無理な外出は控えるよう 呼びかけた。
・・・「外出は無理だ」、というときは、ふつうは、外出は無理=外出できない。
・・・「外出できない」状況の時に、外出しなければよいのか?
・・・「危ないかなぁ」と思いながら外出してみた結果、何事かあったら、
      結果として「外出は無理」な状況だったと、後からわかるのではないか?
無理な外出は控えよう、では、ワカラン!
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NHKはこれを意訳して、不要不急の外出は避けて・・・だそうです、と言い換えた。
これは、よくわかる。。
気象庁の呼び掛けには、「間違いなく積りますから、どうぞ皆さん外出されませんように」という願望の気持ちが感じられ、一方、「不要不急の・・・」ではそのニュアンスは乏しいが、どうしても行かなければならないときは行かなければならないわけで、やはりNHKの不要不急の外出は避けてが正しい日本語と思う。

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FURUICHI, Makoto