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談話室

 第38話 大室山(国の天然記念物)と小室山に登る

2014/10/19



大室山リフトのパンフ

伊豆に大室山(おおむろやま)という、かわいい山がある。毎年2月に山焼きをするので、奈良の若草山と同じく、樹木は1本もない。相当の斜度があるから草原の山とは言えないが。一度登ってみたいと前から思っていた。
こういう登山というか観光には、天気が第一で、この10月、5日(日)には台風18号、14日(火)未明には台風19号が関東地方に最接近した。こんなに週末ごとに台風が接近するのでは山行は無理。
ところが気象協会に10日間天気予報というのがある。そこで10月10日、台風19号が沖縄県に接近しつつあったさ中に、18日〜19日の伊豆地方の好天を確信して、ホテルの予約を入れた。
とは言え、10日前のホテルの予約は常識的には遅すぎる。だから、そのとき空いている宿、寝泊りできればどこでもいい、ということで宿を予約した。

左は大室山リフトのパンフ。かわいい大室山を見てください。プリンみたい。

下は wikipedia パブリックドメインの大室山。きれいにこの山だけ雪化粧しているが、なんか異様です。冬の富士山の8合目から上だけ見えているよう。

wikipedia パブリック・ドメイン

10月18日の伊豆行きは、電車とバスの公共交通機関で。
千葉の柏からでは東京を通り抜けて行かねばならいので、車では渋滞が避けられない。疲れてしまう。だから、電車とバス。

自宅を6時半に出ると、東京から「こだま」、熱海乗り継ぎで伊東着が9時50分、伊東から30分に1本の、10時のバスに乗ると大室山の麓には10時40分に着く予定が、計算よりも早い電車に乗れたりして9時半に伊東に着いた。「コーヒー飲みたい」との気持ちを思いとどまって、バスターミナル手前の観光案内所に入って、そこのオジサンと「大室山に行きたい」などと話をしていると、「土曜日は臨時バスが10時の前にある」との情報。そのオジサンの勧めに従いバスの「フリーパス」を買ってバスに乗り込むと、10時半に山麓(シャボテン公園バス停)に着いた。


この文の最初の段で、「登山というか観光」と書いたが、この山、歩いての登山は禁止されている。平成22年に国指定天然記念物になったからか、山を踏み荒すのを避けるためと言う。バス停のすぐ前にリフト乗り場があり、このリフトで登ることしかできない。

さてその前に、山に登る前に、早めの昼食を取る。リフトの乗り場の建物に、「おおむろ軽食堂」というのがあって、ネットで見るとなかなかの評判らしい。10時半でも店は開いていた。私らが一番の客だったが。そこで「伊東港の地魚フライ丼セット」\1,400円を注文する。

最初に5点の前菜、      次にムツ、カマス、サバのフライの丼、                  最後に紫芋の菓子と抹茶。

名物店のようだが、しかし実際のところ、フライでなく、鮮魚として食べたかった。丼にソースをかけるのもちょっと・・・

リフトの登り口から見る大室山は、巨大などら焼きのようで、まことにシマりがない。
あの富士山のような、端正な山容はどこへ行ったのか。

なぜ、プリンが、どら焼きになったのか。

・・・この近さでは、頂上まで見えないのだ。


画面中央・建物一階左側が、「おおむろ軽食堂」。その後ろにリフトの乗り場かある。

この山、次第に勾配が急になるのではなく、平地から突然急勾配の山が始まる。

リフトに乗ると、まっすぐに、ひたすら上へ上へと登っていく。


リフトの山上駅付近から北東方向を見る。遠くにかすかに見える島は初島。もっと右手には伊豆大島が見えた。

中央やや左上、横に細く見える水面は、一碧湖。昔、平地で突然マグマ水蒸気爆発が起こり、大きな穴があいた。そこに水が溜まったもので、マールという。

画面手前・このあたり、ゴルフコースがいっばいある。



中央の噴火口はアーチェリー場になっていた。火口の周囲は50mくらいの標高差があって、一番高いところには579.64mの三角点があった。

三等三角点 大室山
ここに設置されている標識は三角点といい、地球上の位置(緯度・経度)が高い精度で求められています。・・・建設省国土地理院 設置 明治17年


伊豆東部で約4000年前に火山噴火があった。その時の火口の一つは黒い軽石を大量に吹き出し、それが積もって大室山ができた。スコリア丘という。また別の火口は大量のサラサラした溶岩を噴水のように吹き出し、東の海に流れ込んで、城ケ崎海岸の景勝地を作った、・・・んだそうな。左は門脇の吊り橋。

ガイドブックには「スリル満点」なんて書いてあるが、たいへんしっかりした、堅牢そうな吊り橋で、渡ってみても全然怖くない。少し離れて、左のようなフレーミングで眺めると、いかにも怖そうに見える。遠くには伊豆大島が見える。


宿は、「10日前でも空いているところ」、にしてはまぁ良かった(そこかしこに古さは見えていたが)。
さあ、宿についたら先ずは温泉。大浴場はそれほど立派ではないが、浴場から階段を登って2階相当の位置に、海に面して露天がある。これも5人くらいがいいところという広さだが、東の海に面しているところが良い。海側に寄ると、すぐ下に道路、そして防波堤、テトラポッドと見えてしまうが、奥の縁で湯に浸かっていると、浴槽と太平洋がつながって見える。
浴槽の縁が、海側が少し低くなっていて、なみなみと湯が張ってあるから、最初に湯に身を沈めると、あふれるお湯がザーっと海にこぼれ落ちる。・・・実際にはすぐ下にあるだろう排水溝に流れ落ちるのだと思うが、最初に海から遠い側 ・ 奥の縁から身を沈める構造なので、そういう錯覚に陥る。


この写真は翌朝の、部屋からの写真ですが、露天風呂からも同じ光景が見られます。


次はお食事。今の伊豆を代表する魚は、金目のようだ。二人に一尾。もう一つの目玉は、活アワビの鉄板焼き。残酷ながら、おいしかった。ビールはサッポロ黒ラベルで、「伊豆限定」。踊り子のラベルだ。


あくる朝、5時52分の日の出を見て、風呂に入って朝飯食って、伊東駅からバスに乗って小室山へ。商業高校前でバスを降り、20分くらい、だらだら坂登ると小室山のリフト乗り場だ。

右の写真は前日に大室山から北東方向に眺めた小室山(こむろやま)。大室山の580mに対して小室山は321m。その数値差以上に大きさの違いを感じてしまう。

・・・当たり前か、高さが2:1の相似立体は、体積では8:1になる。



小室山の展望台からは、大室山が本来の形に見える。

堂々たる大室山。
巨大な、プリン。

その奥の山は天城の山々。

この山のリフトは一人乗り。



かわいい山、というのは訂正。大室山は立派な山。


天候に恵まれて、富士山も遠望できた。 →


昼前に伊東を離れて熱海で途中下車
囲炉茶屋で、地魚の刺身定食、
絶品!!!



伊東駅−(バス)→大室山 昼食・登山−(バス)→海洋公園−(散策)城ケ崎海岸・門脇灯台・門脇吊り橋→(徒歩・バス)→伊東駅→(徒歩・・・東海館など市内観光・・・徒歩)→ホテル・伊東パウエル 泊。

ホテル−(バス・徒歩)→小室山−(バス)→伊東駅−(電車)熱海駅 昼食−(バス)→伊豆山神社−(バス)→熱海駅


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FURUICHI, Makoto