雄勝石絵、「輝く」 。丸の内北口地下、旧・動輪の広場、 メトロ大手町駅への連絡地下通路への広場にある。
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宮城県石巻市雄勝町では、黒光りする粘板岩が産出し、優れた硯材に加工されるほか、スレートとして建材にも利用される。雄勝石(おがついし)である。
東京駅舎復元工事では駅舎の屋根を雄勝石で葺かれることになっており、石巻ではその納入の準備が行われていたとき、東日本大震災の津波が襲った。
納入用に梱包されたスレートも、ことごとく津波に流されたとみられたが、しかし幸運にも流失は免れていた。人々は泥まみれのスレートを1枚1枚手洗いして綺麗にし、東京に送った。
いま、その雄勝石のスレートは東京駅の屋根を飾っている。
これを縁として、子供たちが雄勝石のスレートに彩色して制作された雄勝石絵、「輝く」 が東京駅に設置されることになった。
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