Furuichi's  Rainbow  Homepage    Index   Music   Lounge   Study   Link

談話室

 第47話 2021年1月中旬のコロナの状況

2021/01/19

厚生労働省のホームページのオープンデータ https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html から「陽性者数 」 と 「 死亡者数 」 のデータをダウンロードして、下の半月平均のグラフを作りました。

各月上旬のデータは1日~15日、下旬のデータは16日~月末日までの、1日平均のデータです

第1波のピークは、感染者数は4月上旬で1日440人、 死者数は5月上旬で1日20人。
第2波のピークは、感染者数は8月上旬で1日1250人、死者数は8月下旬で1日13人。
     第1波の感染者数は第2波より少ないのに死者数が多いのは、ある政策によるものです。
2月17日から5月7日まで、「 発熱しても医者にかかるのは4日待って 」 というガイドラインが施行されました。 これは医療の対応力未熟による、「 治療の手遅れ増加 」 の死者数増と考えられます。これが招いた結果はしかし、医療崩壊と変わらないのではないでしょうか。

第3波はまさに今押し寄せているところで、1月上旬の感染者数は1日5,400人、死者数は1日61人となっています。

第3波は第2波に対して、感染者数は4.3倍なのに、死者数では4.7倍と、過剰な致死率となっています。



ここで、死者数のグラフに、半月前の陽性者数のグラフを重ねてみました。第2波のピークの死者数に、その半月前の発生数がグラフ上で重なるように表示しています。


7月下旬から9月下旬の折れ線の様子を見ると、半月ではなく20日ずらすほうが良く重なると思いますが、全体としては、傾向はかなり一致しています。
ピンクで着色した領域は、第2波ピークのときよりも、致死率が大きい部分・程度を示しています。

1月上旬の陽性者数は12月下旬のそれの、1.7倍となっていました。
これが1月下旬の死者数に影響するでしょうが、・・・ 実際にはもっと大きな死者数増加になってしまうかも知れません。




第3波の致死率増大には、医療崩壊の影響が入っていると考えられます。

各地で、「 救急車には乗せたが搬送先が決まらないまま時間が経って、患者を死なせた 」、「 自宅や宿泊施設で療養していた人が、状況確認の連絡がおろそかになっている間に亡くなっていた 」、 などの報告が聞かれます。



千葉県は、1月に入って入院基準の見直しなどに着手する方針を明らかにしました。
軽症者の宿泊療養を現在の70歳未満から75歳未満に、 自宅療養を50歳未満から60歳未満に、それぞれ引き上げる方向です。
県の久保秀一健康危機対策監は、「 基準年齢を引き上げればリスクが高くなると認識しているが、やむをえない状況だ 」 と説明しました(千葉日報2021年01月16日)。

これは一種のトリアージと言えるのではないでしょうか。



昨年中はコロナに罹ったら医者に診てもらえる、という一般認識があったのですが、
今年はコロナに罹っても、医者に診てもらえないおそれがある、という状況に変わりました。


次ページ     :     昨年:2020年3月に始まっていたイタリアのトリアージ

BACK

FURUICHI, Makoto