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古市の虹の書斎  古市の系譜のまとめ

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T.河内から始まる、古市の系譜
U.伊勢の 『 古市 』。奈良から広がる 『 古市 』 。
V.とりあえずのまとめ
V.研究ノート
X .古市 Forum

とりあえずのまとめ

 『 古市の系譜 』 は河内、摂津、近江、因幡、伯耆、伊勢、奈良、そして熊本と進んだところでとりあえず終了します。( 出来上がりについて自分でも不満な部分があるので手直しはしていくつもりですが )

 いままで歴史の勉強など縁がなかった者が、にわか勉強で書いた文章なのでいろいろ誤謬もあろうかと思います。お気付きのことがありましたら までお知らせいただければ幸甚です。

 最後にこの 「 まとめ 」 を書くために、「 日本ソフト販売(株)」 の 『 写録宝夢巣 Ver.5 』 (シャーロックホームズと読む)で、全国の古市さんの分布を調べてみたので掲載します。
 このソフトは全国の電話帳に掲載されている個人加入の電話(2000年4月現在のもので、約3千万件)をデータとして持ち、都道府県別・市町村別などで登録件数などを調べることができます。
 検索結果は電話帳への登録件数で出るわけですが、登録数約3千万件、一方日本の人口は約1億2千万、それで検索結果を単純に4倍して、「 古市さんの住所調べ 」 という形で下表に掲載します。図中に小さな数字で表示したのが、上のように計算した 「 人数 」 で、当然のことながら、概数です。4で割っていただければ 『 写録宝夢巣 Ver.5 』 で検索した電話帳登録数が出るように、1人の桁まで表示しています。ただし、この図には古市と書いて 『 こいち 』 さんと読む人達が入っている畏れがあります。『 写録宝夢巣 Ver.5 』 は漢字で検索するので、「 古市 」 について 「 ふるいち 」 と 「 こいち 」 を識別できないのです。


2000年4月時点のデータです。市町村制もその時点のものです。電話帳登録件数×4 を「人口」としています。

 上の表でわかることは、
(1) 四日市市・鈴鹿市・安芸郡のベルト状になった三重県北部が 「 古市さん 」 がもっともたくさん住んでいるところだ ( 私も四日市市の出身 )。またここから比較的近い土地で岐阜県養老郡養老町に 「 古市さん 」 の一団が住む。
(2) 鹿児島県が2番目の 「 古市さん 」 の故郷。特に種子島にたくさんの 「 古市さん 」 が集中的に住んでいる。
 種子島の 「 古市さん 」 は、種子島のお殿様から家老として招かれた、河内國古市郡出身の 「 古市氏 」 がルーツであることがわかった。種子島へ渡ったのは1558年から1561年の間とみられる。鹿児島県ご出身、現在は川崎市にお住まいの古市さんからの情報でわかった。詳細は 古市Forum #11 ご参照。
 種子島家は鎌倉時代に成立した名門。古市氏が来島したころは島津家に従い、南九州に出陣していた。家老の 「 古市氏 」 も南九州に戦績を残す。鹿児島県川辺町、鹿児島市などの 「 古市さん 」 も、この支流なのではないか。
(3) 3番目は香川県高松市周辺
 銀座の真ん中に 『 古市庵 ( こいちあん )』 という店があって、おいしい讃岐うどんを安く食べさせてくれるチェーン店だが、店の人に聞くと本部は香川県とのことだった。(だから、「こいち」さんかも知れない、と書いていたら『古市庵』の方からメールをもらった)お店の名前は 『 こいち 』 だが、経営者のお名前は 『 ふるいち 』 さん。なお 『 古市庵 ( こいちあん )』 は讃岐うどんの店のほか、寿司と総菜のチェーン店も経営。現在は本部を大阪に置く。
(4) 4番目は岡山県の倉敷市・岡山市を合わせたもの。
(5) 5番目は福島県いわき市。太田亮氏の「姓氏家系大辞典」は、「 磐城國白川郡塙村名主古市久左衛門は秦治右衛門の子孫なり 」 と記載している。秦氏は古代の渡来人で、「 中国の秦帝国皇室の末裔 」 と自称したが、実際は半島からの渡来人で、古代 「 古市氏 」 よりはだいぶメジャーではあるが、半島からの渡来人という点では同種の一族である。
(6) 福井県福井市、千葉県長生郡長南町にも 「 古市さん 」 の一団が住んでいる。
(7) 新潟県西頸城郡青海町にも 「 古市さん 」 の一団が住む。2004年に最新の電話帳で調べたところ、「ふるいち」の登録で青海町49件(196人と計算=2000年から24人減少)があった。その近辺では糸魚川市10件(40人と計算)、能生町2件(8人と計算)があった。なお、糸魚川市・青海町・能生町は平成16年度中に合併する計画なので、新・糸魚川市では私の計算では244人となる。


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FURUICHI, Makoto   2001/08/05 - 2004/11/21