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 第29話 ザルツブルク・ウィーン・プラハ個人旅行 − その2
目  次                    
1.なぜ、個人旅行をすることになったか
2.  組み上げた旅程表とその特徴
3.コンサート・ホテル・飛行機の予約
4.  個人旅行の鉄道旅の心配ごと
5.【写真付!】モーツァルトの縁(ゆかり)をめぐる

組み上げた旅程表とその特徴
 個人旅行では、どこで何泊するかを決めるためにも、旅程表は早くから作り始めないといけない。航空機やホテルを予約するのは、あらかたの旅程が決まってからになる。旅程の大枠がきまれば、細かいところはあとでよい。
 下記は、旅程表で、「実績」により若干修正したが、計画段階からかなり細かく「行き先候補」をあげて置いた。食事の場所も、あらかじめ候補に挙げていた店を選んだのが多い。しかし歩いていて、店の「見かけ」が気に入って入った店もある。
日程 時間帯 宿泊地           行き先
10月 
 16日
(土)
午前
午後
Salzburg 07:20 自宅発・・・成田空港 08:35着。    10:55 成田発 OS 52 ウィーン着 15:55,
17:10 ウィーン発 OS 923 ザルツブルク着 17:55,    タクシーでホテル着 18:20
ゲトライデガッセへ出かけて夕食
10月 
 17日
(日)
午前
午後
Salzburg モーツァルトの住居、マカルト小橋、ゲトライデガッセ、モーツァルトの生家、    オイレンシュピーゲルで昼食
モーツァルト広場、ホーエンザルツブルク城、大聖堂、レジデンツ、デーメルでザッハートルテ、パパゲーノの泉、
シュテルンブロイで夕食
10月 
 18日
(月)
午前
午後
 
<移動>
Wien
ミラベル庭園、パパゲーナの噴水、モーツァルテウム、三位一体教会、ザルツブルク駅
12:02 ザルツブルク駅発 ÖBB 561列車 ウィーン西駅着 14:40, タクシーでホテルへ    国立歌劇場
ローゼンベルガーマルクトで夕食   後、20:20 から楽友協会コンサート ♪♪
10月 
 19日
(火)
午前
午後
Wien シュテファン寺院、モーツァルトハウス、ペーター教会、ペスト記念柱、パルメンハウスで昼食
ブルク公園モーツァルト像、マリアテレジア像、美術史博物館、ドナウ運河・シュベーデンプラッツ
夕食   後、19:00 からフォルクスオーパーでオペラ・トスカ鑑賞 ♪♪、 ホテルへ
10月 
 20日
(水)
午前
午後
Wien 市立公園、ヨハン・シュトラウス像、シェーンブルン宮殿、グロリエッテで昼食
マヨリカハウス,ナッシュマルクト,アンデアウィーン劇場,プラーター公園,大観覧車,カフェザッハーでザッハートルテ
夕食はホテルで、日本から持ち込んだ乾燥おにぎり・インスタントみそ汁。
10月 
 21日
(木)
午前
午後
<移動>
 
Praha
ウィーン空港へ。 10:15 ウィーン発  OS 705 プラハ空港着 11:05 特急バスでプラハ本駅 〜 ホテル。
プラハ本駅で昼食 。後、ベルトラムカ荘、ヴァーツラフ広場、中央郵便局、スタヴォフスケー劇場、レギー橋
カフェ・エヴロパで夕食
10月 
 22日
(金)
午前
午後
Praha 火薬塔、ティーン教会、旧市庁舎、天文時計、カレル橋、昼食
聖ミクラーシュ教会、プラハ城、旧王宮、聖ヴィート教会、聖イジー教会、
カフェ・インペリアルで夕食 。後、カレル橋・王宮などライトアップ見物
10月 
 23日
午前
午後
  プラハ空港へ。11:40 プラハ発 OS 706 ウィーン着 12:40
13:55 ウィーン発 OS 51
                                        成田着 08:05
 24日


 この旅程表で目を引くのは、ウィーン直行便利用なのに、5回も飛行機に乗っていること。 ( マーク参照 )
 普通のツァーでは、成田←→ウィーン だけが飛行機で、ウィーン←→ザルツブルク、ウィーン←→プラハ は鉄道利用が一般的。長距離バスを使うこともある。
 私たちは、ザルツブルク→ウィーン の片道だけを鉄道 ( マーク ) にして、あとは全部飛行機にした。観光の時間をできるだけ確保することが目的だ。ゆったりした鉄道の旅は、1回乗れば十分、という意識。
 普通のツァーにはない贅沢な計画だ。こういう贅沢も、全部自分で計画する、個人旅行だからこそできること。

・・・例えば16日の午後4時にウィーン空港へ着く。普通ならスーツケースを拾い上げて、空港を出られるのは5時近いかもしれない。それからウィーン西駅へタクシーを走らせてザルツブルクへ向かうには、ウィーン西駅発18時ごろ発車の列車でないと危ない。
・・・ウィーン西駅発18:20でザルツブルクに向かう列車がある。この列車のザルツブルク着は20:59で、ホテルに入るのは夜9時を過ぎる。日本の国内旅行でもきついものがあるが、時差7時間を含む大旅行である。たいへんにきついものとなる。・・・ザルツブルク行きは、他日のこととするべきものだ。
・・・ところが私たちのようにウィーン乗り換えの航空機利用なら、( 上記の仮想強行軍で ) 列車がウィーン西駅を出発する時には、ザルツブルクのホテルにチェックインするところ、となる。
・・・このように飛行機を大いに使って観光時間を生み出そうというのが特徴の、贅沢旅行(と言ってもそれほど高価というわけではなく、発想が贅沢ということ)の旅程表だ。
 ・・・ そうして ・・・パックツァーではなくて個人旅行を選ぼうとするなら、どこを訪れたいかの候補は、できるだけたくさん挙げておく方がよい。挙げた候補が多すぎればハショれば良いことだが、結構たくさん候補を挙げていたつもりでも、時間が余った、と感じる時もある。旅程表で21日に行ったプラハの「中央郵便局」は観光スポットと言うわけではなく、事前に行く予定を立てていたわけでもない。地図には表示されていて、ヴァーツラフ広場からその方面へ折れてみたら、角笛の看板・・・郵便局であることが多い・・・を持つ立派な建物があったので入ってみたもの。そこで絵葉書と・・・日本へはいくら?と聞いて・・・切手を買って、自宅に向けて絵葉書を送った。・・・こういうハプニングもあって良い。

 ・・・ そうして個人旅行は ・・・ 大変充実した、楽しいものになることは請け合いだ。まず、行きたいところへ行ける。行きたくないところは行かずに済む。時間配分は自由。ウィーンの公園で、緑に囲まれて、しばらくベンチに腰掛けて緑を満喫するのも良い。食事も家族(または友達と)だけで、ゆったり食べられる。

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1.なぜ、個人旅行をすることになったか
2.  組み上げた旅程表とその特徴
3.コンサート・ホテル・飛行機の予約
4.  個人旅行の鉄道旅の心配ごと
5.【写真付!】モーツァルトの縁(ゆかり)をめぐる


FURUICHI, Makoto