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日本書紀からの『ふるいち』研究ノート

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 『ふるいち』の地名や氏族の呼び名はどこから来たのか、どんな意味があるのか、日本書紀を元に検討したノート。

1.半島渡来語説: 『ふるいち』というのは古代朝鮮語起源の言葉であって、半島から『フルチ』の一族が渡来し、やがて彼らは『古市氏』となり、その居住地とした場所も『古市』と呼ばれるようになった、という説は成立するか?・・・どうも成立しないように思える。
 
2.古くからの市の町説: 古代の河内の国に古くから開かれていた『市』があって、『古市』と呼ばれた。やがてこの地で勢力を得た帰化人のグループは古市の姓名を与えられ、古市氏の歴史が始まった、・・・というのが順当のように思える。
 
3.市の管理人説: 河内の古市を最初の根拠地とした帰化人の一団は、先進の文化性を持っていた。『市』の管理には計数に明るいこと、トラブルなどに対する調整能力があること、市の運営に必要なモラルをわきまえていること・知識があること、などが必要だったろう。古市の市の管理で実力を示した彼らは、やがて『古市のすぐり』と呼ばれるようになった、・・・のではないだろうか。


さて、次の上のような説が実際に唱えられているわけではありませんが、皆さんはどうお考えでしょうか。

1.半島渡来語説
2.古くからの市の町説
3.市の管理人説

日本書紀研究ノート(1)『ふる』
日本書紀研究ノート(2)『いち』
日本書紀研究ノート(3)その他

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